1. はじめに
1.1 特設ページの目的
国内で輸入、製造、使用されている化学物質は数万種類にのぼり、その中には、危険性や有害性が不明な物質が多く含まれます。 化学物質を原因とする労働災害(がん等の遅発性疾病を除く。)は年間450件程度で推移しており、がん等の遅発性疾病も後を絶ちません。 これらを踏まえ、厚生労働省は、化学物質による労働災害を防止するため、労働安全衛生規則等の一部を改正(労働安全衛生規則等の一部を 改正する省令(令和4年厚生労働省令第91号(令和4年5月31日公布))等)し、 新たな化学物質規制の制度が導入されました。
これを受けて日本化学工業協会(日化協)では、新たな化学物質規制への対応支援、安衛法に基づくリスクアセスメントの 実施に活用できる作業者リスクアセスメント支援ツール「BIGDr.Worker」の活用促進を目的に特設ページを更新しました。
1.2 特設ページの全体像
本ページでは、新たな化学物質規制の内容と事業者に求められる対応をまとめるとともに、リスクアセスメントの実施のための一連の流れを説明しています。
2. 新たな化学物質規制の概要
2.1 新たな化学物質規制のポイント
化学物質による休業4日以上の労働災害(がん等の遅発性疾病を除く。)の原因となった化学物質の多くは、 化学物質関係の特別規則(特化則、有機則等)の規制の対象外となっています。新たな化学物質規制は、 特別規則の対象となっていない物質への対策の強化を主眼とし、国によるばく露の上限となる基準等の設定、 危険性・有害性に関する情報の伝達の仕組みの整備・拡充を前提として、事業者が、リスクアセスメントの結果に基づき、 国の定める基準等の範囲内で、ばく露防止のために講ずべき措置を適切に実施する制度を導入するものです。
職場における新たな化学物質規制のポイントは以下のとおりです。
※1・・・・国によるGHS 分類で危険性・有害性が確認された全ての物質が順次対象に追加
※2・・・・厚生労働大臣が定める物質(濃度基準値設定物質)が対象
※3・・・・皮膚への刺激性・腐食性・皮膚吸収による健康影響のおそれがないことが明らかな物質以外の全ての物質が対象
2.2 事業者の対応事項一覧
新たな化学物質規制において、事業者の対応項目一覧は以下のとおりです。各項目の詳細は、厚生労働省から 公表している資料を確認ください。
項目 | 施行日 |
---|---|
化学物質管理体系の見直し | |
名称等の表示・通知をしなければならない化学物質の追加 | 2024.4.1~ |
ばく露を最小限度にすること | 2023.4.1~ |
ばく露を濃度基準値以下にすること | 2024.4.1~ |
ばく露低減措置等の意見聴取、記録作成・保存 | 2023.4.1~ |
皮膚等障害化学物質への直接接触の防止 | 2023.4.1~(努力義務) 2024.4.1~(義務) |
衛生委員会付議事項の追加 | 2023.4.1~ |
化学物質によるがんの把握強化 | 2023.4.1~ |
リスクアセスメント結果等に係る記録の作成保存 | 2023.4.1~ |
化学物質労災発生事業場等への監督署長による指示 | 2024.4.1~ |
リスクアセスメント等に基づく健康診断の実施・記録作成等 | 2024.4.1~ |
がん原性物質の作業記録の保存 | 2023.4.1~ |
実施体制の確立 | |
化学物質管理者・保護具着用責任者の選任義務化 | 2024.4.1~ |
雇入れ時等教育の拡充 | 2024.4.1~ |
職長等に対する安全衛生教育が必要となる業種の拡大 | 2023.4.1~ |
情報伝達の強化 | |
SDS等による通知方法の柔軟化 | 2022.4.1~ |
「人体に及ぼす作用」の定期確認及び更新 | 2023.4.1~ |
通知事項の追加及び含有量表示の適正化 | 2024.4.1~ |
事業場内別容器保管時の措置の強化 | 2023.4.1~ |
注文者が必要な措置を講じなければならない設備の範囲の拡大 | 2023.4.1~ |
特別規則(特化則、有機則等)関連 | |
管理水準良好事業場の特別規則適用除外 | 2023.4.1~ |
特殊健康診断の実施頻度の緩和 | 2023.4.1~ |
第三管理区分事業場の措置強化 | 2023.4.1~ |
3. リスクアセスメントの実施手順
3.1 リスクアセスメントの概要
リスクアセスメントは、 「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」 (平成27年9月18日危険性又は有害性等の調査等に関する指針公示第3号 (令和5年4月27日危険性又は有害性等の調査等に関する指針公示第4号による改正後) (以下、「リスクアセスメント指針」という。)及び 「化学物質による健康障害防止のための濃度の基準の適用等に関する技術上の指針」 (令和5年4月27日技術上の指針公示第24号)(以下、「技術上の指針」という。)に従い実施します。
令和5年に改正されたリスクアセスメント指針では、新たな化学物質管理規制の事項及び技術上の指針の内容を反映し、 一部の内容が改正されていますが、リスクアセスメントの実施手順に大きな変更はありません。
実施体制
下表に示す担当者を任命すること等によって実施体制を整え、リスクアセスメント及びリスク低減措置を確実に実施しましょう。 新たな化学物質管理規制では、「化学物質管理者」の選任義務化(安衛則第12条の5)及びリスクアセスメント結果に基づき 労働者に保護具を使用させる事業場では、「保護具着用管理責任者」の選任が義務化(安衛則第12条の6)されています。
実施体制を整える際に、安全衛生委員会などの活用などを通じ、労働者を参画させることが重要です。
担当者 | 該当する職位または能力 | 役割 |
---|---|---|
総括安全衛生管理者など | 事業の実施を統括管理する人 (事業場のトップ) |
リスクアセスメント等の実施を統括管理 |
化学物質管理者 | 化学物質などの適切な管理について必要な能力がある人の中から指名 | 事業場における化学物質の管理に係る技術的事項を管理(第1章参照) |
保護具着用管理責任者 | 保護具の適切な管理について必要な能力がある人の中から指名 | 呼吸用保護具、保護衣、保護手袋等の保護具の選択、管理(保管、交換等)等 |
専門的知識のある人 | 必要に応じ、化学物質の危険性と有害性や、化学物質等に係る機械設備や生産設備等についての専門的知識のある人 | 対象となる化学物質、機械設備のリスクアセスメント等への参画 |
化学物質管理専門家、作業環境管理専門家 | 労働衛生コンサルタント、労働安全コンサルタント、作業環境測定士、インダストリアル・ハイジニストなど | より詳細なリスクアセスメント手法の導入又はリスク低減措置の実施等、技術的な助言を得るために活用 |
実施時期
下記に示すように実施時期として、(1)法令上の実施義務および(2)リスクアセスメント指針による実施努力義務が示されています。
(1)法令上の実施義務
|
(2)リスクアセスメント指針による実施努力義務
|
リスクアセスメントの手順
リスクアセスメント指針に示されているリスクアセスメントの手順は、以下のとおりです。
3.2 リスクアセスメントの手順
ステップ1 危険性又は有害性の特定
現在、リスクアセスメント対象物(ラベル表示・SDS交付等の義務対象物質)は、674物質であるが、 今後、国によるGHS分類が行われた全ての物質(環境影響のみによるものを除く。約2,900物質)に拡充していく予定となっている。
現行 | R4.2.24改正 (R6.4.1施行) |
R5.8.30改正(政令) R5.9.29改正(省令) (R7.4.1施行) |
R5.8.30改正(政令) R5.9.29改正(省令) (R8.4.1施行) |
---|---|---|---|
約670物質 | +234物質 | +約640物質(法令名称) (CASベースで約700物質) |
+約780物質(法令名称) (CASベースで約850物質) |
労働安全衛生法に基づくラベル表示・SDS交付の義務化対象物質リスト(令和4年2月24日改正政令公布、令和6年4月1日施行)(厚生労働省)[Excel]
労働安全衛生法に基づくラベル表示・SDS交付の義務対象物質一覧(令和5年8月30日改正政令、令和5年9月29日改正省令公布、令和7年4月1日及び令和8年4月1日施行)(厚生労働省)[Excel]
※上記一覧には、令和7年3月31日以前からラベル表示・SDS交付の義務対象物質となっている物質を含みます。
リスクアセスメント対象物質について、以下の手順で危険性又は有害性の特定を行います。
- SDS等に記載されているGHS分類結果
- リスクアセスメント対象物の管理濃度及び濃度基準値
労働安全衛生規則第577条の2第2項の規定に基づき厚生労働大臣が定める物及び厚生労働大臣が定める濃度の基準等(一覧)(令和6年4月1日施行)(厚生労働省)[Excel]
- SDS等に記載されている日本産業衛生学会の許容濃度又は米国産業衛生専門家会議(ACGIH)のTLV-TWA等のリスクアセスメント対象物のばく露限界
- 皮膚等障害化学物質等への該当性
皮膚等障害化学物質(労働安全衛生規則第594条の2(令和6年4月1日施行))及び特別規則に基づく不浸透性の保護具等の使用義務物質リスト(厚生労働省)[Excel]
- その他の情報(発がん性の情報、過去にリスクアセスメント対象物による労働災害が発生した作業等)
ステップ2~ステップ4 リスクの見積り~リスク低減措置の実施
リスクアセスメントは取扱い物質の危険性・有害性の調査、ばく露濃度の調査等(作業環境測定、個人ばく露測定、推定、記述的方法等)により行うが、 これらの方法は化学物質リスクアセスメント指針に記載されているリスク見積方法の中から、事業者が選択できます。
またリスクアセスメントに基づいたリスク低減措置は、リスクアセスメント指針に基づく対策の優先順位に従い、 事業者が自らの判断により適切に実施しなければなりません。 新たな化学物質管理においては、事業者は、適切なリスク低減措置の実施により、労働者のばく露を濃度基準値以下とすることを含め、 労働者のばく露を最小限度とするという「結果」が求められることになります。
リスクアセスメントは以下に示すフローチャートを参考に実施します。
初期調査において、危険有害性情報やばく露の記録、数理モデル(CREATE-SIMPLE、BIGDr.Worker等)や簡易測定の活用により、リスクを見積ります。
その結果、濃度基準値が設定されている物質については、労働者のばく露が濃度基準値を超えるおそれのある作業(濃度基準値の2分の1程度を超える場合) を把握した場合は、労働者のばく露の程度と濃度基準値を比較し、労働者のばく露が濃度基準値以下であることを確認するための測定(確認測定)を実施し、 その結果を踏まえて必要なばく露低減措置を実施しなければなりません。また濃度基準値が定められていない物質については、リスクが一定以上の場合には、 ばく露を最小限度にする対策を講じなければなりません。(詳細は「技術上の指針」を参照)
なお、特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則等において個別具体的な規定が定められている物質を取り扱う作業については、 個別の措置(局所排気装置の設置、作業環境測定など)に従います。
日化協では、改正安衛法に基づくリスクアセスメントの実施に活用できる、作業者リスクアセスメント支援ツール「BIGDr.Worker」を開発し、提供しています。
ステップ5 リスクアセスメント結果の労働者への周知
① 事業者は、安衛則第34 条の2の8に基づき次に掲げる事項を、化学物質等を製造し、又は取り扱う業務に従事する労働者に周知するものとする。
|
② ①の内容を周知する方法は、次に掲げるいずれかの方法によること。
|
③ 労働安全衛生法第59条第1項に基づく雇入れ時教育及び同条第2項に基づく作業変更時教育においては、 安衛則第35条第1項第1号、第2号及び第5号に掲げる事項として、①に掲げる事項を含めること。 リスクアセスメント等の実施時期については、法第59 条第2項の「作業内容を変更したとき」に該当するものであること。
④ 事業者は(1)に掲げる事項について記録を作成し、次にリスクアセスメントを行うまでの期間 (リスクアセスメントを行った日から起算して3年以内に当該リスクアセスメント対象物についてリスクアセスメントを行ったときは、3年間) 保存しなければならないこと。ただし、がん原性のある物質として厚生労働大臣が定めるもの(がん原性物質)は30年間保存が必要です。
労働安全衛生規則第577条の2の規定に基づき作業記録等の30年間保存の対象となる化学物質の一覧 (令和5年4月1日及び令和6年4月1日適用分)(令和5年3月1日更新)(厚生労働省)[Excel]
3.3 支援ツールの紹介
現在、リスクアセスメントの実施を支援するためのツールが数多く開発されています。ここでは、リスクアセスメントの流れに沿って代表的なリスクアセスメント支援ツールを紹介します。
【ステップ1】化学物質などによる危険性または有害性の特定
- GHS対応モデルラベル・モデルSDS情報(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)
GHS及び安衛法第57条の2に基づく通知対象外物質のモデルSDS情報が掲載されており、GHS区分情報、許容濃度などの情報が収集できる。 - 化学物質総合情報提供システム「CHRIP」(製品評価技術基盤機構)
化学物質に関する国内外の法規制、有害性やリスク評価等に関する情報を提供しているデータベース。 - 有害性情報DBポータル(日本化学工業協会「BIGDr」)
有害性情報に関する主要な国内外のDB、情報源にリンクされており、横断的に一括検索可能なツール。
【ステップ2】特定された危険性または有害性によるリスクの見積り
【有害性に関するリスク評価支援ツール】
- CREATE-SIMPLE(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)
厚生労働省が開発した、大量(数kL、数トン)の化学物質取扱事業者から極少量(数ml、数g)の化学物質を取扱う事業者まで、 業種を問わず幅広い事業者が使用可能な簡易なリスクアセスメント支援ツール。 - 作業条件(換気や作業時間、作業頻度など)の効果も反映。 また、吸入ばく露、経皮ばく露、危険性(爆発火災等)のリスクの見積を同時に可能。
- BIGDr.Worker(日本化学工業協会「BIGDr」) 日化協が提供している作業者リスクアセスメントツール。欧州化学物質生態毒性・毒性センター(ECETOC)の協力のもと、日本語環境でECETOC TRAの活用を可能とした。
- ECETOC TRA Tool(ECETOC)
ECETOCが開発した、REACH登録時のリスクアセスメントの標準ツール。作業者だけではなく、消費者や環境についてもリスクアセスメントが可能。
詳細、ツールのダウンロードはこちら
なお、資料集に含まれる以下の資料でも、ECETOC TRAについて解説している。
⇒ ECETOC TRAによるリスク評価の進め方 【登録ユーザー限定】 - 検知管を用いた化学物質のリスクアセスメントガイドブック(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)
簡易な化学物質の気中濃度測定法のひとつである検知管を用いたリスクアセスメント手法のガイドブック。 SDS交付義務対象物質のうち検知管で検知可能な化学物質の一覧や検知管の原理などについても整理されている。 Microsoft Excelを活用した評価ツールに測定結果を入力することで、簡便にリスクの見積もりが可能。 - リアルタイムモニターを用いた化学物質のリスクアセスメントガイドブック(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)
簡易な化学物質の気中濃度測定法のひとつであるリアルタイムモニターを用いたリスクアセスメント手法のガイドブック。 リアルタイムモニターの活用事例やSDS交付義務対象物質のうちリアルタイムモニターで検知可能な化学物質の一覧やリアルタイムモニターの原理などについても整理されている。 Microsoft Excelを活用した評価ツールに測定結果を入力することで、簡便にリスクの見積もりが可能。
改訂第2版では、発展編(リアルタイムモニターを用いた混合物の評価)を追加。
【危険性に関するリスク評価支援ツール】
- スクリーニング支援ツール(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)
危険性に特化した、みずほ情報総研株式会社(現 みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)が厚生労働省委託業務の一環で開発した チェックフロー形式の簡易なリスクアセスメント手法。危険源ごとに災害事例を併せて提供し、災害に至るシナリオ作成を支援。 - 化学物質の危険性初期リスク評価ツール(日本化学工業協会)
チェックリスト方式での危険性に特化した、初期リスクアセスメントツール。安衛則第四章などの規定を確認する方法に対応。 併せて保安4法の関連項目もオプションとして用意されている。 - 化学物質の危険性に対するリスクアセスメント(労働安全衛生総合研究所)
プロセスプラントにおけるプロセス災害(漏洩・火災・爆発・破裂など)の防止を目的としたリスクアセスメント等の進め方を段階的にまとめられている。 開放系作業における火災・爆発発生に至るシナリオを検討するための簡易シナリオ同定法も提案されている。
3.4 有害性リスクアセスメント支援ツールの説明
日化協では数理モデル(ECETOC TRAツール)を日本語環境で用いることを基本方針とした、精緻なリスクアセスメントを可能とする、 リスクアセスメント支援ツールBIGDr Workerを提供しています。
BIGDr.Worker【登録ユーザー限定】
安衛法に対応した作業者リスクアセスメントをより簡便かつ正確に実施することを目指して、日化協が開発した最新のツール。 前身のGSSMaker Worker Toolを全面的に改良し、多くの機能を追加しました。
- 初心者でも簡単に操作可能な、シンプルかつユーザーフレンドリーな操作画面。
必須入力項目は、物理化学的性状2種類、有害性参照値(許容濃度等)1種類に絞っているため簡易な入力を実現。
さらに、より詳細な作業環境の条件を設定することにより精緻なシミュレーションが可能。 - 混合物のリスクアセスメントも可能。
同じ操作画面で、単一物質だけではなく混合物のリスクアセスメントの実施も可能。 - リード物質自動選定ツールLeadSelector内蔵。
多成分の複雑な混合物のリスクアセスメントをサポートするため、リード物質を自動的に選定するツールを内蔵しており、より高度なリスクアセスメントを実施したいユーザーにも対応。
保護具使用等の管理措置を変更した場合のリスクアセスメント結果を比較することで、作業環境改善のための対策の有効性の見積りが可能です。
また、リスクアセスメント結果は、レポート形式で出力することができますので、作業者への周知のための掲示や、文書の記録・保管にも活用できます。
詳細、ツールのダウンロードはこちら。
(参考)GSSMaker Worker Tool【登録ユーザー限定】
日化協が開発した、リスクアセスメントから安全性要約書(GSS)の作成までを支援する「GSSMaker」の作業者に対する リスクアセスメントに対するリスクアセスメントに特化したツール。
BIGDr.Worker同様、数理モデル(ECETOC TRAツール)を日本語で用いるため、コントロール・バンディングよりも詳細な条件(ばく露シナリオなど)を 設定することができる。なお、GSSMakerは作業者だけではなく、消費者や環境に対するリスクアセスメントも可能である。
GSSMaker Worker Toolは、BIGDr.Workerの前身のツールである。作業者リスクアセスメントを実施するためのツールであるが、 GSSMaker Worker Toolで行う作業は、BIGDr.Workerを用いて行うことができるので、安衛法対応リスク評価支援ツールとしての役割は終えた。 なお、当面、ツールのサポートは継続する。
詳細、ツールの入手方法はこちら。
「GSSMaker Worker Toolは、利便性等を見直して再編し、BIGDr.Workerとして公開しております(GSSMaker Worker Toolの機能は、すべてBIGDr.Workerに引き継がれております)。
そのため現在ツールの配布は終了させていただいておりますが、当面ツールのサポートは継続しておりますので、必要な方は別途ヘルプデスクにお問合せください。」
ECETOC TRA
欧州化学物質生態毒性・毒性センターが開発した、REACH登録時のリスクアセスメントの標準ツール。 GSSMakerは、作業者だけでなく、消費者や環境についてもリスクアセスメントを実施することが可能で、 ECETOC TRAを日本語環境で使用できるように、ECETOCの協力のもと、開発しました。
3.5 リスクアセスメントの実践
BIGDr.Workerを用いたリスクアセスメント(詳細はこちら)
【ステップ1】化学物質などによる有害性の特定
評価したい物質(または混合物)の物理化学的性状、有害性参照値(許容濃度など)の情報をSDSや下記などから収集し、BIGDr.Workerに入力します。
|
混合物の場合、各成分の含有率をBIGDr.Workerに入力することで混合物のリスクアセスメントが可能です。
【ステップ2】特定された有害性によるリスクの見積り
プロセスシナリオ(どのような作業やプロセスで化学物質を取り扱うかの情報)や作業期間、保護具の着用の有無などの見積りの条件を、 BIGDr.Workerに予め用意されている選択肢から適しているものを選択し、実行ボタンを押すことで自動的にRCR(リスク判定比)が計算され、 リスクが見積もれます(RCRが1以上の場合に「リスク懸念が高い」と判断されます)。
|
また、濃度基準値が設定されている物質の場合、労働者のばく露が濃度基準値を超えるおそれのある作業(濃度基準値の2分の1程度を超える場合)は、 確認測定が必要となります。RCRが0.5以上の場合には、確認測定を実施しましょう。
【ステップ3】リスクの見積りに基づくリスク低減措置の内容の検討
RCRが1以上の場合、作業プロセスの見直し、保護具等の着用、作業期間の短縮など条件を見直し、 RCRが1を下回るまで検討します(見積り条件を変更し、リスクを再度見積もります)。
リスクの見積り条件を変更した場合、変更内容を事業場の状況などを踏まえリスク低減措置 (設備や機器の改良・導入、作業手順の改善、立ち入り禁止措置、マニュアルの整備、保護具の着用など) の導入が可能かどうか検討し、優先順位を決定のうえ実施します。
RCRが1を下回っている場合(リスクが管理されている場合)であっても、機器等の経年劣化などにより、 思わぬリスクが生じる可能性があるため、好ましくは改善点がないかどうかを検討します。
【ステップ4】リスク低減措置の実施
上述の【ステップ3】で検討したリスク低減措置を、優先順位の高いものからRCRが1を下回るまで実施します。
【ステップ5】
BIGDr.Workerには、結果を作業者に周知する機能は搭載しておりません。周知は、事業者の責任で行ってください。 なお、BIGDr.Workerには結果をシートに出力する機能が用意されています。出力されたシートをもとに労働者への周知に役立てるとともに、 周知内容やリスクアセスメントの内容を記録し、保管します。
(参考)GSSMaker Worker Toolを用いたリスクアセスメント【登録ユーザー限定】
GSSMaker Worker Toolは、BIGDr.Workerの前身のツールである。作業者リスクアセスメントを実施するためのツールであるが、 GSSMaker Worker Toolで行う作業は、BIGDr.Workerを用いて行うことができるので、 安衛法対応リスク評価支援ツールとしての役割は終えた。なお、当面、ツールのサポートは継続する。
★☆★セミナーのお知らせ★☆★
【終了】2023年度リスクアセスメントセミナー(実践編)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した 実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。 この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 日時
- 2023年9月25日(金)13:15-16:30
- 内容
-
第1講義: 簡易測定法(検知管、リアルタイムモニター)
第2講義: 化学物質ばく露防護のための労働衛生保護具を学ぶ - 詳細
- https://www.nikkakyo.org/node/1078
【終了】2023年度リスクアセスメントセミナー(初級編)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した 実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。 この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 日時
- 2023年7月28日(金)13:15-16:30
- 内容
-
第1講義: GHS(ラベル、SDS)と関係法令
第2講義: 作業者安全(ばく露評価、リスク評価法、リスク評価ツール) - 詳細
- https://www.nikkakyo.org/node/1059
【終了】2022年度リスクアセスメントセミナー(実践編)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した 実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。 この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 日時
- 2022年9月30日(金)13:15-16:30
- 内容
-
第1講義: 簡易測定法(検知管、リアルタイムモニター)
第2講義: 労働衛生関係法令の改正と対応 - 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/9677
【終了】2022年度リスクアセスメントセミナー(初級編)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した 実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。 この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 日時
- 2022年7月29日(金)13:15-16:30
- 内容
-
第1講義: ラベル、SDS、 GHSと関連法令
第2講義: 作業者安全(暴露評価、リスク評価法、評価ツール)
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/9585
【終了】2021年度リスクアセスメントセミナー(実践編)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した実践的なリスクアセスメント手法を ご理解いただくためのセミナーを企画致しました。今年度は現場作業に即した講義を設定しました。この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 日時
- 2021年10月1日(金)13:15-16:30
- 内容
-
第1講義: 簡易測定法(検知管、リアルタイムモニター)
第2講義: 化学物質ばく露防護のための労働衛生保護具を学ぶ(呼吸用保護具、化学防護手袋等)
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/8963
【終了】2021年度リスクアセスメントセミナー(初級編)
- 日時
- 2021年7月30日(金)13:15-16:30
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/8925
【終了】2020年度リスクアセスメントセミナー(実践編)
- 日時
- 2020年12月23日(水)13:15-16:30
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/8474
【終了】2020年度リスクアセスメントセミナー(初級編)
- 日時
- 2020年10月23日(金)13:15-16:30
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/8363
【終了】2019年度改正安衛法対応リスクアセスメントセミナー(大阪開催)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 日時
- 2019年11月27日(水) 13:15-16:45 (受付開始 12:45~)
- 場所
-
大阪科学技術センター 403 会議室
地図のURL:http://www.ostec.or.jp/access.html
地下鉄四ツ橋線「本町」下車3分 地下鉄御堂筋線「本町」下車7分 - プログラム
-
13:15~14:45 講義1 ラベル、SDS、 GHSと関連法令
日本化学工業協会 高崎 直子
15:00~16:45 講義2 作業者安全(ばく露評価、リスク評価法、評価ツール)
日本化学工業協会 梅田 真一
注)本セミナーは、8月23日に東京で開催した「安衛法対応リスクアセスメントセミナー」と同じ内容です。 - 受講料
- 8,000円 (当日会場での現金支払い)
- 参加登録締め切り
- 11月20日(水)
- 参加形態
- 会場での聴講のみ
- 対象者
- 化学物質のリスクアセスメントを行う業務に従事している責任者、担当者など。
- 定員
- 50名程度(定員になり次第締め切ります。)
- 詳細・申し込み
-
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.nikkakyo.org/news/page/7894
申し込みは以下の申し込みフォームからお願いします。
https://chemrisk.org/contents/code/form20191127
【終了】2019年度リスクアセスメントセミナー
- 日時
- 2019年10月18日(金)13:15-16:30
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/7833
【終了】2019年度 改正安衛法対応リスクアセスメントセミナー
- 日時
- 2019年8月23日(金)13:15-16:30
- 詳細
- https://www.nikkakyo.org/news/page/7740
【終了】2018年度第1回安衛法対応リスクアセスメントセミナーは終了しました。
会告PDFファイル【終了】2018年度第2回(大阪開催)は終了しました。
第2回セミナーのPDFファイルはこちらです。
第2回安衛法対応リスクアセスメントセミナー
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質の作業者リスクアセスメントに対応した実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
- 安衛法に対応した化学品管理に必要な知識を学ぶ。
- 化学物質の作業者安全リスクアセスメントについて学ぶ。
- リスク評価法、および、リスク評価ツールについて知る。
- 日時
- 11月6日(火) 13:15-16:55
- 場所
-
大阪科学技術センター403会議室
http://www.ostec.or.jp/data/access.html - 受講料
- 8000円(当日会場での現金支払い)
- 参加登録締め切り
- 10月31日(水)
- 参加形態
- 会場での聴講のみ
- 対象者
- 化学物質のリスクアセスメントを行う業務に従事している責任者、担当者など。
- 定員
- 50名程度(定員になり次第締め切ります。)
- (申し込み)
-
以下の申し込みフォームからお願いします。
https://chemrisk.org/contents/code/form20181106
- お問い合わせ先
-
一般社団法人 日本化学工業協会
ケミカルリスクフォーラム事務局
電話:03-3297-2567
E-mail:seminarentry@jcia-net.or.jp
【参考】中災防「教育、セミナー・研修会」
参考情報として、中災防の化学物質管理に関するセミナーを紹介いたします。
https://www.jisha.or.jp/seminar/chemicals/
【終了】ケミカルリスクフォーラム導入編
下記ご案内をご確認ください(PDF版)。
2018年2月23日 「ケミカルリスクフォーラム導入編」開催のご案内 ~ライブ配信実施~ 日化協化学品管理部 拝啓 平素は弊協会の活動に対しご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。 弊協会では、化学品管理の実務者の養成講座として、2008年より「ケミカルリスクフォーラム」を運営し、 リスク管理のための広範な知識や技術の習得の場を提供してまいりました。 今回、ケミカルリスクフォーラムの一環として、各企業における化学物質管理業務の新任者向けの教育、 および化学物質管理業務に新たに取り組もうと意図されている企業の方々に、 化学物質管理に関する基礎知識を身につけて頂く場として「ケミカルリスクフォーラム導入編」セミナー(無料)を企画いたしました。 これまでケミカルリスクフォーラムを受講されていない方にとって、本編の様子を知るよい機会となります。 ちなみに、本編は半日の講義を10回のシリーズで開催しております。 本セミナー開催にあたり、より多くの方々に受講頂けますよう、会場開催と同時にインターネットによるライブ配信を行う予定です。 本セミナーは非会員企業の方も無料で参加できます。 貴社、貴団体からのご参加をお待ちしております。 敬具 記 1. 導入編の開催 開催日 : 2018年3月19日(月) 時間 : 13:00 ~ 17:10 (12:30開場) 場所 : 日化協会議室(住友六甲ビル2階ABC会議室、東京都中央区新川1-4-1) 参加費 : 無料 申込締切 : 2017年3月15日(木) 会場定員 : 80名、先着順 2. 研修概要 (新任者向けの内容となっています) (1) 化学物質管理入門 (2) リスク評価手法と管理の概要 (3) 化学物質のリスク評価と管理の実践 (4) 化学物質管理に関連する法規制 注) ライブ配信は映像音声とも双方向ではございません。 受信側からはご質問等はできないことをご了承ください 3. お申込み方法 : 以下の、メール用お申込みテキストをコピーして頂き、メール本文に貼り付けて、必要事項をご入力の上、メールにて送信願います。 折り返し、「参加証」をお送りいたします。 ※ 返信には、お時間を頂く場合がございますので、ご了承ください。 ※ 参加希望者お一人につき、1通でお申し込みください。 - - - - - - - セミナー名:ケミカルリスクフォーラム導入編 参加の方法 : 会場・WEB(会場・WEBのどちらかを削除してください) 氏名(ふりがな): 勤務先名: 所属部署: 電話番号: 日化協の会員・非会員(会員・非会員どちらかを削除してください) - - - - - - - 申し込み専用アドレス : f-seminarentry@jcia-net.or.jp 4. ライブ配信の推奨視聴環境につきまして : インターネットでライブ配信をご視聴頂く場合は、ご使用されるパソコンの視聴環境をご確認のうえお申し込みください。 (以下の視聴環境以外の場合にはご視聴できない可能性がございます。) 【ライブ配信の推奨視聴環境】 OS: Windows 7以上 Mac OS X 10.6以上 ブラウザ: Microsoft Edge Internet Explorer 最新版 Google Chrome 最新版 Firefox 最新版 プラグイン: Adobe Flash Player 最新版 接続回線: LAN接続 回線速度2Mbps以上 <お問合せ先> 一般社団法人 日本化学工業協会 ケミカルリスクフォーラム事務局 / 御子柴 Tel 03-3297-2567 以上
【終了】リスクアセスメントセミナー
- BIGDr.Workerを用いた混合物のリスク評価法 -
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質に対する作業者リスクアセスメントに対応した実践的なリスク評価手法を解説するセミナーを開催しております。このような中、混合物を対象としたリスク評価法に対するご要望が高く、この度、簡単なリスク評価ツールを使用した混合物のリスク評価法を解説するセミナーを企画しました。
この機会に是非ご参加いただきますようお願い致します。
-
主催: 一般社団法人 日本化学工業協会
共催: 関西化学工業協会、化成品工業協会
2018年 2月 19日(月) (受付)13:00 (講演)13:30 開始
住友六甲ビル 2階 ABC会議室
締め切り: 2018年2月15日
一般: 8,000円/人
主催、共催協会会員: 2,000円/人
※ 申し込み後、キャンセルはできません。 - 対象・募集人数
-
- 化学物質のリスクアセスメントを行う業務に従事している責任者、担当者など
- 80名程度(定員)
定員になり次第締め切ります。
- お申し込み
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本セミナーは終了致しました。
申し込みはEメールにて受け付けております(宛先:seminarentry@jcia-net.or.jp)。
以下の項目をもれなくご記入の上、お送りください。セミナー事務局がメールを受理しましたら、申し込み者へ受領確認のメールを返信いたします。
受領確認メールは参加証を兼ねていますので、セミナー当日ご持参ください。 - プログラム
-
時間割 プログラム 内容 講師(敬称略) 13:30~14:00 講義1:
化学物質のリスク評価概論- リスク評価概論
- 作業者リスク評価
- 御子柴 尚
14:00~14:30 講義2:
リスク評価法/ツールの使用法- ECETOC TRA法
- BIGDr説明
- BIGDr.Worker使い方説明
- 御子柴 尚
14:30~15:00 講義3:
混合物のリスク評価法概説- 混合物のリスク評価方法
- リード物質を選定する方法
- 田所 敬章
(休憩) 15:15~15:45 講義4:
混合物のリスク評価法概説- GHS法による混合物リスク評価手法
- 田所 敬章
15:45~16:45 講義5:
実例紹介- BIGDr.Workerによるリスク評価(塗料を例に)
- LeadSelectorを使った事例紹介
- 田所 敬章
16:45~17:00 質疑応答 - 詳細
- 詳細は、PDFファイルをご確認ください。
2017年度の改正安衛法対応リスクアセスメントセミナー
すべてのセミナーは終了しました。
本セミナーは、厚生労働省の後援事業です。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000106363.html
2017年度のセミナー予定はこちらです。
改正安衛法対応リスクアセスメントセミナー
各回の会告PDFファイルはこちらです。
- 第1回(東京) 2017年6月9日(金)
- 第2回(大阪) 2017年6月16日(金)
- 第3回(東京) 2017年7月21日(金)
- 第4回(大阪) 2017年10月4日(水)
- 第5回(東京) 2017年11月22日(水)
日本化学工業協会では、改正安衛法で義務付けられた化学物質に対する作業者リスクアセスメントに対応して、改正安衛法の概要と、実践的なリスクアセスメント手法をご理解いただくためのセミナーを企画致しました。
- 2016年6月1日施行された改正安衛法についての概要、対応すべき事項を学ぶ。
- 化学物質の適切な管理について、基本的な考え方を理解する。
- リスクアセスメントの実際の方法を学び、有用な支援ツールの使い方をマスターする。
- 対象・募集人数
-
- 化学物質のリスクアセスメントを行う業務に従事している責任者、担当者など
- 80名程度(定員)
定員になり次第締め切ります。
2016年度の改正安衛法対応リスクアセスメントセミナー
- セミナーの様子は、こちらに掲載しております。
- https://www.nikkakyo.org/contents_type03/5079
- 会告PDFファイル
- 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回
- プログラム
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以下は第1回のプログラムです。詳細は、回によって異なりますので、上の会告PDFファイルをご確認ください。
時間割 プログラム 内容 講師(敬称略) 10:30~11:30 講義1:
化学物質の管理と改正安衛法- 化学物質の管理
バリューチェーン全体でのリスク管理の重要性 - 改正安衛法の概要と実施する項目
- 化学物質の管理の基礎(GHS分類ラベルとSDS)
- 日本化学工業協会 御子柴 尚
- みずほ情報総研(株) 貴志 孝洋
11:30~12:00 講義2:
改正安衛法でのリスクアセスメント- リスクアセスメント概論
- 危険性/有害性のリスクアセスメント
- 貴志 孝洋
(食事休憩) 13:00~14:15 講義3:
「危険性」のリスクアセスメント- スクリーニング支援ツールのご紹介
- 火災・爆発防止のためのリスクアセスメントツール
- 貴志 孝洋
- 労働安全衛生総合研究所 島田 行恭
14:15~15:15 講義4:
「有害性」のリスクアセスメント- 作業現場を実測する方法
- コントロールバンディング法
- TRA法
- 化学物質評価研究機構 講師
- 御子柴 尚
(休憩) 15:25~16:45 講義5:
「有害性」リスクアセスメント支援ツールの使い方- BIGDr概説(使い方、PC画面を用いた説明)
- 評価ツールBIGDr.Workerの使い方
- 貴志 孝洋
- 御子柴 尚
16:45~17:00 質疑応答 - 化学物質の管理